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「ヤバイよ。どうにかしないと」
「ああ、ケンゴ、リュウジ、苦しい。助けて」
そう言って、じっとこらえていた英太が急にもがき出したので、健吾はあわてた。
「どうしよう」
「ヘビの解毒剤なんてどこにあるの」
「まだ俺達のいる段階は、国会議事堂の入口だろ。健吾、このタケルっていうプレイヤーに何か知ってないか聞けよ」
竜二にそう言われて、健吾は急いで、こう打った。
「助けて、解毒剤がいる。どこにあるの?」
タケルというプレイヤーに尋ねると、相手はこう打ち返して来た。
「僕は、君らより二ランク上に行ってるから、アイテムもたくさん持っている。ヒントの絵巻から探して見るけど…探してる間、妖怪が出て来たら、頼むよ」
「OK」
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