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「こんなゲ―ムって…」
俺、なんで無料だからといってこんなゲームを始めちまったんだろう。しかも友達まで巻き込んでしまって…
ともかく急げゲームの中のオレ。
タケルのキャラに続いて、健吾のキャラが進むと、廊下の横に並ぶドアが、次々とバタバタ開いたり閉じたりし始めた。
中を覗き込みながらタケルの後を追う。
すると各部屋でさまざまなプレイヤーが妖怪達と戦っている光景が見えた。
「どの部屋からも、化け物が出て来ませんように。邪魔されてたまるか。今は何より解毒剤だ」
「そうだ。それどこじゃねぇ。解毒剤が先だ」と竜二も言う。
「頼むぞ。どの部屋からも妖怪が現れるんな」
「ハァ、ハァ」
英太の荒い息遣いを気にかけながらも、健吾はタケルキャラを追った。
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