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朝は,家まで送ってもらってから
ちゃんと自分で学校へ行った
靴を履き替えていると
3人の先輩に声を掛けられた
[神尾と付き合ってんだよね?]
「付き合ってません」
[言えばいいだろ?この子はアイツがこの学校来たときから好きだったんだよ]
「‥‥‥付き合ってませんから」
気の強そうな先輩の横に
半泣きのような先輩が一人いた
‥‥‥‥‥この人も好きなんだ‥
[いきなりでてきて,たいして可愛くもねえのにでしゃばんじゃねえよ]
『何やってるんだ?』
「!」
[神尾っ‥]
先生が教科書で先輩の頭を叩く
『朝のST始まってるぞ』
[やっぱ彼女のこと心配なんだねー?]
『彼女‥?』
先生が一瞬黙った
『はは‥俺はそんな危険なことしないよ。さ,早く教室に行けよ。岩瀬さんもな』
先輩はしぶしぶ去って行った
先生は,あたしの方をチラッと見て
『一時間目,お前のクラスだから。早く戻れよ‥』
と言って去って行った
でもあたしは,先生が先輩に
言った言葉が少し傷ついた
嘘だって分かってるけど
クールな先生が嫌だ
あたしは一時間目を
保健室で過ごすことにした
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