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だが…誰とでも腕を組む癖がある私は隣に来たナツキに腕を絡ませていた。
駅の外へ通じる階段を下りているとミキが
「なんか結婚式みたいだよ」
笑顔でそう言った。
私は
「ほんとだね♪」
そう言ってナツキの腕にしがみつくように寄り添っていた。
ナツキは
「こんな彼女いたら俺うれしい☆」
もともと男っぽい性格のナツキは自分の事を『俺』と呼んでいた。
会話だけを聞いていたら普通の男女の会話に聞こえるのではないかとかんがえていた。
「なら付き合ってみる?☆」
軽く言ったつもりのこの言葉。
「いいよ☆」
この返事で二人の恋は始まった。
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