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「すまんな、3日前の事を思い出したら無性にイライラしちまってさ」
何処かの堕天使が俺に着いて来ずに蝶々を追い掛けたせいで迷ったんだよな
「うぅ~、しょうがないですよ……あの蝶々さんが綺麗なのが悪いんです!!」
胸を張って良くそんな事を言えるな、コイツ
体はグラマーな感じだが頭が残念なんだよ
「良いよ、別に……はぁ~、もう一人の使い魔は役に立つのにな」
俺は大袈裟にため息を吐いてライナの方を見ると
「あの雌騎士の方が役に立つ……このままだとマスターをあの雌騎士に奪われちゃう………」
扱い易いけど、後半の1人事は聞かない方が良いと俺は判断した
「早く帰って来ないかな、ティナ……役に立ってるから頭を撫でてあげるのにな~」
ティナって言うのはライナより相当役に立つ俺の使い魔の名前だ
「私も出口を探して来ます、あの雌騎士より役に立つからちゃんと頭を撫でて下さいね!!」
ライナはそう言うと消えた
高速で移動したとかじゃなくて消えた、そんな事が出来るなら最初からやれよ
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