第1話

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俺は何時もの癖で犬耳女の頭を撫でてしまった 「へへ、アクナぁ」 そう言ってスリスリしてくる犬耳女 「ずるいぞ、犬っころ……アクナ……私にも後で何かしろよ」 アカネは物欲しげに俺を見て言った 本当に口調の代わった、ライナ達を見てるみたいだな 「はい、終わり……サッサと此処を出てライナ達と合流しないと行けないからな」 俺は頭を撫でるのを止めて言う カイル王国は此処から2週程度掛かるから早めに出ないとティナが怖い 「なんだ、そのライナって言うのは女か?」 アカネは目つきを鋭くしながら聞いてくる 「そうだよん、しかも……イチャついてたよん?」 犬耳女はペラペラと喋る 「イチャついてた方はティナで、それを離そうとしていたのがライナ」 俺はそう言って後悔した、アカネがゆらりと俺の方に向かって来て、肩を捕まれ顔を近付けられる 「アクナ、お前は結婚してるのか?」 アカネは俺の目を見つめて聞いてくる 「まだしてないけ……ん」 俺がそう言うとアカネがキスをしてきた
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