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俺は何時もの癖で犬耳女の頭を撫でてしまった
「へへ、アクナぁ」
そう言ってスリスリしてくる犬耳女
「ずるいぞ、犬っころ……アクナ……私にも後で何かしろよ」
アカネは物欲しげに俺を見て言った
本当に口調の代わった、ライナ達を見てるみたいだな
「はい、終わり……サッサと此処を出てライナ達と合流しないと行けないからな」
俺は頭を撫でるのを止めて言う
カイル王国は此処から2週程度掛かるから早めに出ないとティナが怖い
「なんだ、そのライナって言うのは女か?」
アカネは目つきを鋭くしながら聞いてくる
「そうだよん、しかも……イチャついてたよん?」
犬耳女はペラペラと喋る
「イチャついてた方はティナで、それを離そうとしていたのがライナ」
俺はそう言って後悔した、アカネがゆらりと俺の方に向かって来て、肩を捕まれ顔を近付けられる
「アクナ、お前は結婚してるのか?」
アカネは俺の目を見つめて聞いてくる
「まだしてないけ……ん」
俺がそう言うとアカネがキスをしてきた
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