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朝起きるとおじいちゃんは珍しく朝食を作ってた。
愛結『おじいちゃん、今更朝御飯なんてつくらないでよ…』
私はおじいちゃんを笑顔で送りたかったのに
言葉を発するごとに
涙がたまっていった。
私は美栄を張ることしか
できなかった
恭也『今まで苦労かけたんじゃ、わしだって何かせんとな』
優しく言ってくれた。
私は涙をこらえることができなかった
愛結『そ…っかクスッ、…わたしもっ、おじいちゃんヒックと料理…ウグッ…したいよー』
私はぬぐってもぬぐってもぬぐ得きれない涙を
ぬぐって、言った。
恭也『泣かんでも…、じゃあ、何か作るか!』
こうして二人はご飯を作って、朝食には過ぎるほど
作った。
恭也『作りすぎてしもうたの…ハハハッ』
愛結『そうだね、いっぱい食べよー!』
そういって
沢山、食べて
残りはおじいちゃんが
持っていくことにした
この時間がずっと続けばいいのにな
なんてっ、大袈裟すぎるよね
愛結『あ、おじいちゃん!もう家を出なきゃ、電車に遅れるよ?』
恭也『おぉ、そやった!そやった!』
おじいちゃんは
荷物を持って
玄関を開けた
愛結『行ってらっしゃい!』
恭也『おぅおぅ。仲良くな』
愛結『ぅん!おじいちゃんもね!』
こうして私は一人になった
早く先輩こないかな…。
って、今日来ないよね
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