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ピーンポーン。
深夜にも関わらず遠慮無しにインターホンを押す。
「…」
当然誰も出てこず、玄関が開く気配もない。
「…」
暫しの沈黙。
すぅ、と息を吸い込み…
…ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピン「だあああああ!!!!もううっさいわ!今何時やと思うて「なにしとん「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
…今の状況を説明しよう。
まず、何度も鳴るチャイム音に耐えかね怒声と共に玄関を開けた五十嵐家三男、五十嵐雅(いがらしみやび)16歳。
ルックスはというと、少し癖の目立つ地毛の黒髪に、瞳の大きい童顔。
身長は綴より大分低い165cm。
寝ていたらしく、パジャマ姿での登場。
そして、唐突に綴の後ろから現れた五十嵐家長男、五十嵐単(いがらしひとえ)25歳。
身長は綴より少し低い175cm。
肩までの派手な金髪を後ろで一つ結び。
両耳には多数のピアス。
綴と同じく着崩したスーツ姿。
そして、その兄の登場に驚き叫んだ綴。
状況を理解してもらえたであろうところで、三人へ戻ろう。
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