*プレッシャー*ほのぼの(04)

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★元気がないメビウスをスカイアイが元気付けるだけのお話 「はぁー…」 このため息、今日で何回目だろう…もう20回はしてるよなー。これぐらい今の俺は悩んでいるんだ 《あれがメビウス1か》 戦場で聞いた無線の声が頭の中をグルグルと回っている 《リボンとて人間だ、落とせんことはない》 俺は戦場で一躍"メビウス1""死神""リボン付き"で有名になっている。 敵からは恐れられ、仲間からは頼られる存在になった 《メビウス1が来てると言っとけ!嘘でもいい!》 だけどそれが最近プレッシャーにもなっている…。 頼られている俺が落ちたらどうなるんだろう。俺が活躍出来なかったら俺のせいにされるんだろうか…などと思ってしまう それともう一つ、最近仲間はみんな俺を避けているみたいなんだ 好きなゲームをみんなでやろうと誘ったらみんな揃って"疲れているんだろう?無理しないで休めよ"と言ってくる それだけだったら普通に嬉しいさ。だけど俺が話かけて喋っていると少しぎこちないし、すぐに話題を切り替えてどこかへ行ってしまう…。 それも毎回。これは避けられている以外何もないだろ…。 これは流石に俺でも傷付く…。 「はぁ…」 またため息をついたとき毎日聞いていると言ってもいいぐらいの声がした 「さっきからため息ばかりで、どうしたメビウス1」 「スカイアイー…」 壁からひょっこりと顔を出すスカイアイは唯一普通に接してくれる。 スカイアイは俺が座っているソファーの隣に座り、そして俺の顔を覗き込んでくる 「どうした?」 優しい口調、声で尋ねてくるスカイアイ。…まじお母さん 「ん、悩みごとー」 「何だ、珍しいな」 ははっと笑い「その悩み事は?」と聞いてくるスカイアイ 「おー…」 だけど答えるにも答えずらくて短く返事をしただけで黙ってしまう俺…バカか 「んー…」 スカイアイはなんとなく察してくれたらしく短く唸り、黙って上を見上げる しばらくシーンとした空気に包まれ、うとうととし始めたとき俺は思っていたことをなんとなく口に出してしまった .
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