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04
朝、朝食を済ませてボーッと皆を眺めていると今日は何だか落ち着きがなくソワソワしているのに気が付いた
不思議に思い俺の隣で本を読んでいるスカイアイに聞いてみた
「なあ、何で皆あんなにソワソワしてるんだ?」
俺の問いにスカイアイは本から顔を上げ周りを見渡すと苦笑しながら
「あぁ、今日はバレンタインだからじゃないか?」
と言ってきた
バレンタイン…なるほどそうか。だからソワソワしてるんだなと皆の考えてることがわかりやすくて笑ってしまった
「スカイアイはソワソワしないの?」
クスクスと笑いながらいつもと変わりないスカイアイに聞くとポケットからリボンがついた箱を取り出す
「あ…っ」
「私は既に貰っているからな」
箱をゆらゆらと揺らし俺に見せびらかしてくるスカイアイ。いつの間に…抜目のない奴だと思いながら
「よかったじゃん」
と言うとスカイアイは微笑みながら頷き再びポケットに入れる。そして本を閉じて立ち上がる
「さてと…じゃあ私は仕事してくるよ」
「いってらっしゃい」
手をゆらゆらと振りスカイアイが行ってしまう。一人になった俺は暇だしやることが特にない。
じゃあ、機体の様子でも見てこようと思い外に出る
俺の機体があるハンガーに来るといつでも出撃ができるように整備された俺の愛機があった。それをなんとなく眺める
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