*バレンタイン*ほのぼの(04、ZERO、X2)

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X2 私は今猛烈に困っている。 机の上に大量に置かれたチョコの山を見てため息をつく なぜこういうことになったのかと言うとそれは30分ほど前だ 昨日は夜更かしをしたのにも関わらず朝早くに目が覚めてしまい、このまま二度寝をしようか考えた が、また中途半端な時間に起きて朝食を食べられなくなったらいやなので朝食だけは食べようと食堂に向かった いつもより賑やかなので寝起きの私にはきつかった。うるさ…と思いながら朝食を取り席について食べ始めた とてつもなく眠たかったため意識がハッキリとせずあまり食べている感じがしなかったが、とりあえず口に入れ、噛み、飲む、という作業を繰り返していると声をかけられた 「ア、アンタレス…ちゃん」 名前ではなくコールサインで呼ばれる。いつものことだ。だけど一つ違う点があった。それはいつもの低い声とは違い高い可愛らしい声だった 女子に話しかけられたのは入社していらいだ。少し驚きながら顔を上げる 「…えっと…何、かな?」 少し緊張しながら言うと女の子は可愛らしくラッピングされた袋を差し出し 「これ…スレイマニ大尉に…」 と言ってきた。…え?隊長に?なんで?つか何で私に? 「あれ…隊長って今日誕生日かなんかだっけ?」 そう聞くと女の子はえ?と驚いた顔をした後に苦笑しながら 「今日はバレンタインだから」 と言ってきた。バレンタイン… 「え!?今日だっけ!?」 すっかり忘れてたー!!!と思いながら言うと女の子は「そうだよ」とこれまた苦笑しながら言ってきた 最悪だ…何も作ってない。落ち込んでいると「じゃあよろしくね」と机に置いて行こうとするから慌てて引き止める 「ちょっ、ストップ!!自分で渡さないの?」 「それは…」 と少し言いづらそうにしながらも 「何か近寄り難い雰囲気を出してるから…と言うか…」 ともじもじしながら答えてきた。なるほど、だからいつも話しをしている私に…と言うことか。納得した私は 「わかった。渡しておくよ」 と言うと「ありがとう」と言い行ってしまった。 ここからだ。今のやり取りを見ていた女子達がわやわやと集まって来た。 .
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