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2月13日の夜中に裕子の携帯から着信があった。
俺は電話に出れなかった。
その時、出れなかった事、後悔してる…
次に連絡があったのが2日後。
裕子の両親からだった。
とりあえず俺はスーツを着て神戸へと車を走らせた
裕子の実家に着き、待っていたのは悲しい現実だった
まさか裕子が数えきれない程の星の1つになるなんて思ってもいなかった
最後のお別れも出来ず、忘れるはずのない、俺の大好きな笑顔も見れないまま彼女は逝ってしまったからです。
両親の話では裕子は持病でもある喘息と違う病気とも闘っていたらしい…
俺の全く知らない話だった。
俺は結婚したとばかり思っていた。
裕子は前に進まない俺に喝を入れる為に嘘をついていた
お母さんの話だと最後の最後まで俺の名前を呼んでいたと
裕樹君、嘘をついてたあの子を責めないで欲しい、恨まないで欲しい。
そう言ってお母さんは涙ながらに俺に話してくれた
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