4人が本棚に入れています
本棚に追加
すると、いきなり男の人が振り返り、
「自己紹介を忘れてた。俺はセントミラー国軍、大総統の蒼城ソウキだ。堅苦しいのはいらないからソウキで」
自分を指さし言う
いきなりの自己紹介。まあ名乗られないよりはましかな
「それでこの小さい人間の形をしたモンスターは……」
私達はソウキさんの後ろから現れた人影をみた瞬間
ソウキさんが前のめりに倒れ、その背中に膝から跳び蹴りを入れた姿勢の小柄な女の人
「誰がモンスターだって?」
「ほら……。攻撃するところとか……」
小柄な女の人が倒れたソウキさんの背中を踏みつぶしながら言う
そしてソウキさんは踏みつぶされながら言う
「とりあえずこいつは海瞳セナ。我が軍の一員だ……」
セナさんの説明をして力尽きる(?)ソウキさん
「私は楠アカネです。こっちは私の友達の斥葉ミキ」
とりあえずこちらも自己紹介をする
「えっと、よろしくお願いします?」
疑問符がついてる
「というかセナ……。大総統をあまり踏まないでくれ」
「いいじゃん。別に」
「いい笑顔で踏むな。痛いから。あと歩けねぇから」
そしてようやく立ち上がって、背中をさすりながらソウキさんが、
「まあいいや。楠と斥葉だったか?」
私は頷くと、ソウキさんが、
「こっちの国に来てくれ、事情を話し合おう。あと、…………この世界の仕組みを」
先程までふざけ合っていた顔から一変して真剣な顔になった
最初のコメントを投稿しよう!