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なんだか聞いては
いけないような
気がして
2階にあがろうとした時
ひじを壁にぶつけてしまって
その音にお母さんが気がついて
すぐに
こっちに来た……
【お願い…来ないで、、、】
なんて想いもむなしく…
『美樹?こんな夜遅くに……なにしてるの?』
美樹は涙を見られないように
お母さんのほうは見ずに
『トイレに行きたかったの…』
って……
だけど……
ちらっと見たお母さんの顔は
悲しさで溢れていて…
それを見た美樹は
涙をたえることなんか…
できなかったんだ…
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