第二章

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「ただいまぁ。お母さん?」 いつもならおかえり、と母の声が聞こえるのだが今日は聞こえてこない。出かけてるのかな、と考えながら靴を脱ぎ家の中に足を進めていく。夕方6時を回って外は暗くなっているのにも関わらず家の中は電気もついていない。 リビングに入り電気をつけながらもう一度言ってみた。 「お母さん?ただいま?」 「お母さんっ…!!」
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