第一章

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私には10歳上のお兄ちゃんがいる。私はお兄ちゃんが恐い。 昔は物静かで責任感の強い頼れるお兄ちゃんだった気がする。子どもの頃は近所の子に泣かされてもお兄ちゃんに慰めてもらってた様な気がする。 気がする、というのは私自身もう昔のことなんて記憶の片隅にいってしまったからだ。
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