5人が本棚に入れています
本棚に追加
夜道の静けさはまるで
なにか潜んでいるかのよう
闇に紛れて襲われる感覚に
陥ってしまう
深い深い闇の恐怖に
さらにさらに引き込まれる
これ以上は戻ってこれない
闇の美しさを知ってしまった
宇宙の闇とはまるで違う
狂おしいほど美しすぎて
もう手遅れなほどに
すべてが闇に墜ちていく
暗い暗い心の闇を
ずっとずっと抱え込んでいく
目を虚ろに輝かせ
意識すらもどこか遠くへ
ある日
闇の本当の恐怖に気づき
抜け出せない闇から
届くはずのない助けの叫びが木霊していく
最初のコメントを投稿しよう!