第二話

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********** 澄み切った青空。 鮮やかに咲き誇る桜の木。 その木の下に袴を履き、刀を持った男が二人。 ?「……ここは穴場のようですね。」 寡黙そうな男がもう一人の男に声―――俺に声をかける。 そいつは右側に刀を挿している珍しい奴だ。 男の名は斎藤一。 新撰組三番組組長で、沖田、永倉と共に最強と謳われている。 整っている顔立ちで、伸びた前髪が少し左目にかかっているのが特徴。 ?「そのようだな。」 俺がそう言うと斎藤は嬉しそうな顔をした。
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