104人が本棚に入れています
本棚に追加
3歳くらいの男の子とお母さんが横断歩道を歩いていた。
ピーポーピーポー
『そこの車止まりなさい』
盗難車であろう車をパトカーが追跡していた。
二台の車は親子が歩いている所にどんどん近付いてくる。
母「琢磨!走りなさい!!」
それに気付いたお母さんはこどもを引っ張って走るがそのスピードは遅い。
そこにいる誰もが間に合わないと思った。
でも………
「ダメッ!」
自分で気がついた時には既に走り出していた。
お母さんが震えながらこどもを抱き寄せているのを、自分の方へ力一杯引き寄せた。
最初のコメントを投稿しよう!