第二話

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目を開けると、ただただ真っ白な世界。 何かないか辺りを見回しても何もない。 あるのは自分。 それだけの世界。 私………死んだんだ…………。 現実ではありえない状況。 自分が親子を助ける為に命を落とした事を思い出した。 死んだ世界ってもっと華々しいものだと思ってた。 はぁ……… 自分より強い人と戦いたかったな………… 誰かの為に戦いたかった………… 左手を目に当てて子供のように泣いた。 泣いたら何か変わるかもしれない。 そう思って…………
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