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今日は、久し振りに彼に会える…
私、ユキは既婚で2人の娘のママ…
最近流行りの、婚外恋愛中のごく普通の主婦でございます。
彼は、やはり既婚の子持ち…
いつもは、人目を避けながらのデートばかりですが…
本日は、彼がドライブに連れて行ってくれるらしいのです。
ドキドキ、ワクワクしながら彼を待つ。
彼の車が遠くから近づいて来るのを見て…
知り合いがいないか、キョロキョロ…
挙動不審に彼の車に乗り込んだ私に、彼は笑いながら…
「おはよう♪今日も凄い怪しい人になってたよ。」
と、車を走らせる。
私は、まだキョロキョロしながら…
「だって…見つかったらまずいし…」
と、キョロキョロしてる私に…
彼は自分の帽子を被せて…手を握って
「はい、変装完了♪手を握ってあげるから落ち着いて…」
と、笑った。
彼の手は、大きくて温かくて…いつも安心する。
「ありがとう。今日は、どこに行くの?」
私が聞くと…
「どこか、希望ある?」と、彼
「う~ん?ないかな?」と答えると…
彼は、本を渡してきた…
この本は、私がカフェ好きな彼にプレゼントした、北関東カフェガイドだった。
「付箋を付けたページ見て…そのパスタ美味しそうだから、食べに行かない?」
と、言う彼に私は、言われたページを見る…
「ここ、県外だよ…二時間は、かかるよ!」
と、驚く私に彼は…不思議そうに
「二時間だと、お昼には着くでしょ!それに、遠い方が人目を気にせずのんびり出来るでしょ?」
そう、彼はいつも色々考えてくれる…
そして、時間も手間も惜しみ無く私の為に使ってくれる…
普通に、ランチの為に片道二時間も運転なんて…
旦那は、絶対行かない…
彼との話しは楽しくて…
二時間のドライブは、あっという間…
お店に入ると、とても素敵な雰囲気。
私と彼は向かい合わせて座る。
メニューを見ながら彼は…
「何にする?ユキはデザート全部頼むの?」と、笑ってる…
「そんなに食べないもん!」と、怒る私の頭をクシャっと撫でながら…笑う彼
彼は私をからかうのが好きみたい
注文をすると、彼は私を見つめながら…
「ユキ、手貸して…握っていたいんだ。ユキをずっと感じていたいんだ。」なんて、真顔で言うから…照れるじゃない。
真っ赤になった私に、彼は大爆笑。
「照れてる…ゆでダコみたいに真っ赤」指差して笑ってる…私も一緒に笑った。
彼と一緒にいると、私いつも笑ってる…
本当に楽しい♪
彼は、いつも笑顔なんだよね。
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