アルバイト

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「なんだこれ」 バイトの広告の中、小さく書かれていた一つのアルバイト。 一週間、百万円。 内容は監視カメラのある家で泊まるだけ。家からの出入りは自由。ただし、18時から6時の間は家で過ごすこと。 俺は書かれていた電話番号にかけた。 『…もしもし、黒沢不動産です』 「もしもし、神田光樹といいます。アルバイトの広告見ました。アルバイトしたいんですけど」 『わかりました。早速今日から仕事をしていただきたいので今から迎えに行かせます。詳しい話は係の者にお聞きください』 「えっ、あの…。…切れた」 今家にいるが住所も言っていない。 もう一度電話をかけてみるかと思っていた時、玄関の扉を叩く音がした。
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