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校内でも姿を見かければ時間も場所も関係なしに呼び止められ、朝一緒に行けなかった理由を問いつめられたりで。
きっと１週目が怪しすぎたのだ。彼は簡単には騙されてくれなかった。
そんな朝から委員会だなんて滅多にない。普通に考えれば分かることだった。勉強も朝早くから学校でする必要なんてない。
俺は一人暮らしだし。寝坊も彼と一緒にいる時間を大切にする俺がするわけもなく、今まで皆無。
そりゃ怪しいか。よくよく考えれば、疑ってくださいと、言ってるようなものだと、やっと気付いた俺。
そうか、無意識でも、自分に構ってもらおうとしていたのかもしれない。
確かに俺を追いかけてくれたこと、正直に言えば嬉しかったよ。
なんて滑稽な俺。
だから、ちゃんと言うよ。お前の幸せを心から喜べなくなった俺だけど、やっぱりお前には幸せになってほしいと、そう思うからさ。
簡単な言い訳も思いつかなくなって、逃げるだけ逃げ回った俺はついに捕まった。
彼を避け出して、ちょうど２週間たった今日。
昼休みに見つからないようにと、場所を探していたら、たまたま出会ったんだ。正直、驚いた。
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