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その状態でありながら里沙はまだ意識があり、苦痛で顔を歪めながら話しかけてきた。
「…無…事…?」そのたった一言を話すのも辛そうだった。
俺は「無事だよ。だからこれ以上喋らないでくれ!」 と叫ぶと里沙は「よか…った…。」と言ってまるで昼寝をするかのように目を静かに閉じた。「おい、嘘だろ?理沙、理沙ぁぁぁ‼‼‼」俺は理沙を抱いて叫び続けた。
その後、里沙は病院に運ばれたが意識が戻ることはなく、帰らぬ人となってしまった…。
俺はこの日以来変わった。一部の人を除き、俺は人と関わらなくなった。
これ以上大切な人がいなくなるのを見たくないから…
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