87人が本棚に入れています
本棚に追加
それでも、敵が多すぎる。
自分の体力も限界に近い。敵の兵士は、俺にあれだけ圧倒的な力を見せられても、なぜ怯まない?何度、心の中で思っただろうか。
今までに戦った敵の軍は、俺が最前線で戦い、敵わないと思うと、恐怖し味方を、裏切って逃げるやつもいた。そうなれば、敵の士気がどんどん下がり、俺が居なくても、勝利することが出来た。
今、目の前に居るものは、俺に勇猛に挑んでくる。目の前で味方が死んでも.....
くそ!もう、逃げるしかない。
俺は、水と火の魔法を使い霧を出した。それに光の魔法で反射を起こさせ、敵の目から逃れることが出来た。
そして、森の奥まできた。
体のあちこちが痛い。常人なら発狂し死んでいるだろう。
見てみると、矢が数本刺さっており、所々から、血が流れていた。自覚したことにより、痛みが膨れ上がり、俺の意識が途絶えた。
最初のコメントを投稿しよう!