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まあ、そんな事は置いといて……
「~~♪~~♪♪あーぁ、本当早く姉様、帰ってこないかなあ♪」
―――ピンポーン……ピンポンピンポン
「はーいっ!!ちょっと待って下さーい!………もう、まだ出来てないのに、冷めちゃうじゃん………。誰なんだよ~、う~~。」
そして、私は玄関へ向かう。
「はーいっ、どちら様………って、姉様!?」
「ただいま、璃音。」
そこにいたのは、私が待ち望んでいた張本人、音妃姉様だった。
「あっ、あれ?姉様、20:00に帰ってくるんじゃ………??」
「あぁ、美雷さんが今日は妹がご飯を作ってくれるんでしょ?って言って、早めに帰してくれたんだ。………早すぎた……かな?」
「ううん♪早く姉様帰ってこないかなって思ってたから♪」
「そっか。なら良かった。」
ん?なんか姉様の顔が赤い様な…
「姉様姉様、なんか姉様の顔赤いよ?大丈夫?熱?」
すると、姉様はハッとしたように目を見開き、瞬きをした。
「あっ……いや……、久々に璃音の笑顔…てか、顔見たなって思ってさ。」
「そりゃそうだよ~?半年以上会ってなかったもん。寂しかったけど、姉様に美味しい料理食べてもらいたくて、沢山練習したんだからね!!!」
「…………え?……璃音ってまともな料理作れたっけ…?…あっ、いや、うん、嬉しいんだけどね?何となく今そう思った…………みたいな…感じ……かな?」
「あ~、父様達が亡くなってから猛特訓したんだ!!所謂、花嫁修業みたいな!!!!まぁ、結婚する気はないんだけどね。」
「そうなんだ……。」
「まあ、こんな所で立ち話も何だし、取り敢えず中入って♪」
こうして、取り敢えず家の中へ
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