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「で、母様達が死んじゃったから、一家の代表として私達が出なくちゃいけなくなったって訳??」
「そう。……ほんっと、面倒臭いよね。さぼっちゃおうかな…………。あ、璃音は行くんだよ?」
「何言ってるの!!姉様は今、この蝶原家の当主なんだから、私より行かなきゃ駄目でしょ!?それに、招待状には2人の名前が書いてあるんだからね?」
「あ~もう、璃音冗談だって…………。本気にならないでよ。」
「姉様が言うと、冗談に聞こえないのが悪いんです!!」
「酷いなぁ。んまぁ、取り敢えず手紙開けるか。」
「そうだね。……何書いてあるんだろう……。どきどきするよ~。姉様!!早く開けて!!!!」
―――――ビリッ、ピリリ………
封筒を開けて出てきたのは
2枚の券と、1枚の紙。
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