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璃音の経験上、普通はこの後
「あんたはいつもいつも同じ様な間違いばっかして何やってんの?尻拭いするうちの気持ちに1回なってみてよね?分かった?分かったよね?てゆうか、分かってもらわないと困る訳、うちが。」
というように、何処で息継ぎしているのか分からない速さで、結構毒を吐かれるのだが、今回は
「…………………まぁ、今はそんな事で時間潰してる暇ないか。落ち着け、うち。」
と、音妃は今の状況を思い出し、苛つく気持ちを押さえ込んでいた。そんな音妃に対して璃音は
(―――はあぁぁ……助かったぁ)
と一気に脱力感に襲われていた。
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