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書いてて思ったのですけれど、物語を外国(欧米)を想定して書いたとしても、それを表す言語は当然日本語なわけですよね。
知らない人から声を掛けられる。この時、日本人の場合は一般的に「何ですか?」と敬語になると思います。以前読んだことのある文章に、「日本人は他人を基準にして自分の取るべき行動を決める精神構造である」みたいなことをもう少し詳しく難しく書いてあった記憶があります。
一方、外国人(ここでは欧米人)は「自分を自分の取るべき行動の判断基準とし、他者にほとんど干渉されない精神構造である」と、これも正確ではないですが似たようなことが書いてありました。
以上の点を踏まえると、外国人は知らない人に声をかけられても、敬語ではなく日本人の感覚からすればとてもフランクに接するということですよね。
もし(日本語の)小説上で「何?」と答えさせれば「何ですか?」よりも、おそらくぶっきらぼうな印象を受けることになるでしょう。
まあ仕方のないことですが。執筆中に思いついたのでちょっと書いてみました。オチも何もないです。やはり日本人は日本が舞台の小説を書くことがもっとも上手く心情表現ができるんだなと改めて思いました。
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