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外はもう日が沈みはじめていた。
早く帰らないと…!
明日も仕事だしね。
あ、そういえば…。
明子はアキラの方をチラッと見た。
するとアキラも明子のほうを見てニコッと微笑み口を開いた。
「今日からどうかよろしくね。明子。」
やばい、嬉しい。
アキラがあのアキラが私の名前を呼んでいる。
「私の方こそよろしくね♪」
「てか俺腹へったー。家についたらなんか作って?」
ん?くろはご飯とかはいらないって言ってたのに。
お腹は空くんだ。
これは絶対作ってあげないと!
「いいわよ。何が食べたい?」
「うーん。そうだな、カレーかな!」
「わかった。帰ったらすぐ作るね。」
「やったね。」
夕御飯の話をしているうちにいつの間にかアパートの前まで来ていた。
「ここが家?」
「そ。さ、家に入りましょー。」
「ほーい。」
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