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雄汰side
その日は、記念日で柄にもなく楽しみにしていた。
前もって予約してあったプレゼントを取りに行って待ち合わせ場所の駅で待っていた。
プレゼントは小さなピアス。
チャラついているがちゃんと上品さを兼ね備えてる綾哉に似合うような小さくても存在感のあるシルバーのピアスを買った。
たまたま街を歩いていたら、ショーウィンドーに飾られていたそいつに目がいった。
つまりは一目惚れ。
早くこれを綾哉に渡したくて、幼少期の遠足の前夜ぶりにソワソワしていた。
それなのに…
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