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「素晴らしい柵越えでしたね。」
「おm…あなた、見たのかっ…ですかっ!」
今の、お前って言おうとしたよね!
しかも、無理矢理過ぎる敬語じゃない敬語。
そしてそして、裏のありそうな正体不明の人の笑み!!
これで、あの人が副会長だったらーーー
「あ、もうし遅れました。私は案内役を任されました。聖蘭学園生徒会副会長の斎藤 彩華です。以後、よろしくお願いしますね。」
「あ、俺は浅倉 日向です。」
泣いてもいいですか。
俺、今すごくすごく幸せです!w
ほんと、転校してよかったぁ!
…でも、今俺めっちゃ変な人だよな。
二人の会話を盗み聞きして、何故か泣いている木の上にいる人なんだよな。
まっ、気にしたら負けだよな!
気を取り直して、二人の会話に聞き耳を立てる。
すると、王道くんが副会長をじーっと見ていた。
「気持ち悪い笑顔…。」
キター(・∀・)
よしっ、重要なのは此処で副会長様がどう出るか!
「…ふふっ、何でわかったのですか?私のこの嘘笑いの事を…。」
王道くん、しまった!的な顔してるw
「初対面で分かったのはあなたが初めてです。」
うんうん、この流れ最高。
でも、あの副会長の笑顔は貼り付けた様な笑いだってことは分かりやすいんじゃないかな…。
俺でも分かったし!(←
王道展開だと、副会長がここでキスするんだよ。
写メっていいですか!?
携帯用意!!!
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