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…
…あれっ?
「じゃあ、案内するのでついて来てください。」
んん…!?
「あ、はい、分かりました。」
なに一番重要なところを回避してんのさ!
さっきの俺の携帯をポケットから出す早さ見た!?
光よりも早かったよ!!!!(知らねーよw
多分。
俺の期待を踏みねじるとは、己っ副会長めっ!!
イライラ度MAXな俺。
だから気づいてなかったんだ…。
ミシミシ
とか、木の枝が不吉な音を立ててることおおぉ!!!
「ん?ミシミシ?え?」
気づいた時には遅かったのです☆
バキッィっ
「え、待った!え?え?枝ぁぁぁあ!!」
俺は下の草むらに真っ逆さまに落ちて行ったのでした。
…木の上であまり動くんじゃなかった…。
えっ?大丈夫って?
心配はいらぬ。
俺はどんな事に巻き込まれようとも、怪我さえした事がないからね!
どんな事に巻き込まれたかってのは…企業秘密です♪
あ、大切な事を忘れていた。
「あのー、大丈夫か…ですか?」
王道くんが俺に話しかけてるううう!
もしかしたら、俺が副会長フラグを折ってしまうのか!?
こ、こんな…俺は腐男子失格だっ…!!
「あ、あのー…。」
「はいっ?」
「…っ////(可愛いっ…)」
あれれぇー?
なんか王道くん顔赤くなってるんだけど?
そうか!
「ごめんねー、俺の気持ち悪い顔で上目遣いしちゃってー。」
絶対これだよね。
俺のこの平凡顏で…(無自覚)
「いやいやいや、そんな事ないって!寧ろ可愛…あ。」
「王道く…転入生君、お世辞は結構!分かってるから。」
俺が可愛いとかはあり得ないからな…。
うん、平凡…。自分で言ってて悲しくなるわ。
ってか、間違えて王道君って言いそうになってしまった。
その時、ピクって副会長さんが反応した気がしたけど気のせい…だよね。
あの美人腹黒副会長が腐男子…とか、全く王道じゃないからっ!
気のせいってことで!
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