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「いいや、言ってないで「言いましたよね?」す……。」
なんだ!?
なんでだ!?
何故、俺と副会長がこんな話をせねばならんのだ!!?
まじで。
王道君についてってやれよおおぉお…。
好感度上げるチャンスだったろー?
しかもこれって、うんって言わなきゃ駄目パターンだよねー…ですよねぇ。
黒い笑みが怖いです。
そして、なんで王道君なんて言葉知ってんだよ。
ぐだくだ考えても駄目か。
話が進まなくなる。
…しょうがないっ!
「い、言いましたが何か?」
その瞬間、なんか副会長さんの目がキラキラと輝いた。
キャラちがくね!?
腹黒副会長様はどこいったんだよー…。
「王道君って言葉をあの子に言ったってことはあなた、腐男子ですよね?実は僕もなんですよ。」
…
……
「えええぇえええええ!?」
「驚きすぎですよ。」
俺の爆音に煩そうに耳を塞いでいる。
えっ?だって、だって、そりゃ驚くよっ!!
「ふっ、ふふふふ副会長様が俺と同類だったなんて!?」
しかも、すごくサラッと暴露された。
「同類って言い方は気に食いませんが、まぁ、そうですね。」
あ、ぁぁあ…。
何処でこうなってしまったんだ。
俺の王道君を王道にしよう作戦は早くも失敗に終わった。
あ、副会長無しの王道作戦に変更の方向で。
そうしないと俺の役目がなくなるんで…。
でも凄く久しぶりに会った腐男子。
話すだけ話してみようか。
もしかしたら、話が合う人かもしれない。
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