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「まぁ、いいです。あなたは貴重な腐男子仲間ですしね。」
おお!なんか思ってもみなかったが、副会長と腐レンズになりました☆
「俺、腐レンズできたの初めてです。」
今までは語るのは母上様ばっかりでしたからなぁ。
生憎友達には居なかった。
いや、中学校の頃ももしかしたら俺みたいな腐男子は居たのかもしれないけどね。
だって、オープンにしなきゃ中々分かるもんじゃないもんな。
「私もですよ。この学園には腐男子は中々居ませんからね。初等部からこの学園でしたし。」
「そうなんですか…。俺みたいにBLウォッチングをしにここに来る人、居ないんだ。」
「相当学力が無ければならないですからね。」
あ、そっか。
この学園は頭良いとこだった。
この時だけは、勉強をちゃんとしてお
いて良かったと自分を褒めたい。
うん、えらいえらい。
「ではそろそろ行かなければならないので…。これを機によろしくお願いします。」
軽く俺に会釈をして、王道君を追いかけて行った。
…
はぁ…。
なんか短時間でこんなに色々な出来事が起きたのは久しぶりな気がする。
こんな調子で、王道君は王道の道を歩んでいけるのだろうか…
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