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今更だけど、副会長に名乗るの忘れちゃった。
唯の生徒会役員だったら、別に名乗らなくても良いんだけど…ってか名乗りたくなんか無いんだけど。
へんなフラグ立てたくないから…。
でも、なんか副会長は友達になっちゃったし。
しかも腐レンズ。
ちと後悔。
その後は直ぐに教室に戻った。
先生には何も言われなかったけど、悠斗と唯にはこってり怒られた。
「一人で行って襲われでもしたらどうすんだよ!」
「そうだよ、涼ちゃん!言ってくれたら僕たちもついて行ったのに。」
襲われるとか、俺、そんな虐められそうな感じなのかなぁ。と呟いたら、そっちじゃ無いよ…とか二人が呆れ顔でこっちを見てきた。
うーん、よく分からない。
やっぱり、二人にはちゃんと言ってから来たら良かったなぁ。
でも、最後には
「やっぱり見に行ってるんだと思ってたけど。」
って言われた。
俺の行動って分かりやすいのか!?
なんかショックw
しかし、俺が落ち込んでいるにも関わらず、それを無視して質問して来る悠斗。
「あ。で?どうだったんだよ、転校生は。」
「もう、完璧っ!」
机をバンっと叩きながら席を立った。
一気にテンション上がる俺。
我ながら単純ですなぁ…。
机を叩いた音にクラス全員が振り返った事なんて気にしない。
だって、さっき起こった事を思い返したらテンション上がらずにはいられないんだもーん。
不思議な不思議な自然現象です。
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