まさかのっ!?

9/11

1429人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
あ。 「あ…朝の」 そこに居ました、王道君。 指さされちゃった。 駄目だよー、人を指で指しちゃ。 ってか、やっぱりまだ覚えてたかぁ。 朝の事。 ちゃっちゃと水に流されていけば良かったのに。 まぁ、朝の事だし、覚えてるに決まってるか。 「うん、朝ぶり。俺は同室者だから、よろしく」 「あ、はい。よろしく…お願いします。俺…僕は、浅倉 日向と言います」 やっぱり、幾らなんでも不自然過ぎだろ、その敬語は。 「俺は並木 涼。それとさ、そんな変な敬語使わなくていいよ、同い年だし」 「あ…そう?マジで?俺の敬語ってそんな変だったか?」 うん、としか言いようがない。 しかし、凄くオタルックなのにこの砕けた口調。 凄く王道っぽいです!← やっぱりテンション上がるわー。 素直にうん、と頷いたらちょっとショックそうな顔してる。 「なれない事はするもんじゃ無いよな、あはは…。あ」 何かを思い出したかのように言う。
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1429人が本棚に入れています
本棚に追加