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「今日の朝はなんであんなとこに居たんだ?」
おぅふ!
嫌なとこをついてきたな…。
はっきり腐男子です☆とも言えないし。
て、適当に誤魔化してこう。
「あ、あれだよ、あれ。急に木登りしたくなってさ!」
我ながら駄目過ぎた誤魔化しでした、サーセン!!
王道君、もとい浅倉君はちょっと怪しむように俺を見たけど何故かそうか。と納得したようだった。
え、そこはつっこもうよ。
俺もなんか恥ずいよ。
仕返し(?)に、俺も聞いちゃうぞ!
「えーっと…。浅倉君はどうしてこんな時期に此処へ?」
「それはちょっと今は秘密って事で。いつか話せる時があったら話すよ。あと、その浅倉君ってのやめろよ。なんかむず痒い感じがする。日向って呼べよ」
やっぱ、そう来るか。
今思ったけど、ウザい系の王道君では無いな。
安心、安心。
やっぱり、話してくれないかぁ。
転校して来た理由。
じゃあ、俺も理由答えなくても良かったじゃん。
どうせ嘘でしたけどねー。
名前呼び、かぁ。
でもなぁ…あんま馴れ馴れしくしたく無い、ってか、出来ないんだよ。
全国の皆さんに萌ゆるBLを届ける為に!
でも、変に避けるのも駄目だよね。
浅倉君は良い人っぽいから、逆に俺の良心が傷つくわ。
今、俺に良心なんか無いだろとか思った人は殴ります!
「日向…ね。俺は涼で良いよ」
うん、腹を括ろう。
「ん、おっけ。涼な」
と、笑う日向。
お、よく見ると、瓶底メガネの下にはやはりカッコイイお顔が。
可愛い系じゃ無いんだな。
あの、カッコイイ系の綺麗、みたいな。
うん、俺はカッコイイ系の受けも好きだよ!
大丈夫。
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