1429人が本棚に入れています
本棚に追加
日向と食堂に向かう前に悠斗と唯の部屋に寄ることにした。
一緒に食堂行こうと思って。
いつも二人とは一緒にご飯食べてるからね。
俺だけ先に行ってもあれだし、日向も紹介したいし。
「友達になってくれるといいけど」
少し不安そうな日向。
「大丈夫、大丈夫。二人とも良い奴だから」
悠斗と唯は見た目で人を判断したりしない。
きっと、日向ともすぐ仲良くなれるのだろう。
でもなぁ…あの二人は、なんていうか人気?だからなぁ。
近くに居たら、絶対何か言われてしまう。
悪口とか…。
ちょっと心配。
制裁とかすぐしたがるからなぁ…ここの学園のチワワちゃん。
でもそれを乗り越えて親衛隊員までも虜にしてしまう、それが王道君だ!
きっと大丈夫。
だろう。
ピンポーン
インターホンを押すと、特に返事も無くドアが開いて二人が出てきた。
俺だって分かってるんだろう。
「お、涼。飯行くか…って、あ?…あぁ、お前が例の転校生か。」
悠斗が俺の後ろに居た日向に気づく。
例のって…俺が王道王道、騒ぎすぎたせいか。
日向は俺の横に出てきて軽く一礼。
「初めまして。浅倉日向だ…です。よろしく…してくれると嬉しいん、ですけど。」
どうしてそんなに弱気なんだよw
さっき部屋で話してた時はそんな性格じゃ無かったと思うんだけど。
「もちろん!僕は桜井唯。唯って読んでね」
「俺は秋道悠斗。悠斗って呼べ。お前、同級生だろ?敬語とか使わなくていいから」
うん、やっぱり二人は良い人。
特に悠斗はその外見からは想像出来ない優しさが凄いよね。
髪が赤で目も赤で、凄く不良さんみたいな格好してるのに。
これが、所謂ギャップ萌え!!←
まとめて言うと、俺は友達に恵まれてるんだ。
「分かった。ありがと。俺も日向って呼んでくれていいからな」
いいぞいいぞ、その調子だぞ、日向!
君には悠斗とも唯とも絡んでいって頂きたいと思っているからね。
そうすれば、俺得。
最初のコメントを投稿しよう!