腐男子なめんなっ！！

はじめまして！

「聖蘭学園といったら、お坊っちゃまが通う全寮制の男子校でしょう！？」

…what？

な…

な…

なんですとおおぉ！！？？？

お金持ちが通う全寮制の男子校！？

え、それってあの俺の大好きな王道転校生とか俺様生徒会とか腹黒副会長とか親衛隊とかその他諸々いっぱいいるとこ！？

なに、その萌えの宝庫。

逆になんで俺知らなかったし。

「母さん！！」

「そうよ、息子！！心置き無く行ってらっしゃい！」

あ、

「でも、お金とか、大丈夫なの？」

俺の家ってそんなに裕福じゃなかった筈…。

「あー、それは心配しなくて良いのよ。涼ちゃん、入学テスト満点だったから特待生なのよ♪」

て、テスト？した覚えが全く無いのだが。

「前に渡した、模試みたいなのよぉ。あれ、入学テストだったの。」

おっと、また地の文が漏れている…。

そういえば、そんなのもあったなぁ…。あんま覚えてないけど☆ミ

「でも、何でいきなり突然転校なんて？」

「（息子が総受けになるのを見たくて…とは言えないわよね。涼ちゃんったら、凄く可愛い顔なのに本人無自覚なのよねぇ。無自覚腐男子総受け…hshs)」

な、なんか今、悪寒が…。

「そんなの、息子に……………楽しい高校生活を味合わせたくてに決まってるじゃない！」

「うん！なんか間が凄くあったけど、気にしない！！ありがとう母さん。俺、母さんの分まで萌えを見てくるよ！」

「頼んだわよ、涼ちゃん！」