1章 突然の余命宣告

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俺は神崎優 至って普通の高校生 ルックス普通、学力普通、運動神経普通 そんな普通な人間だ。 彼女なんか出来た事なんかない。 でも昔から好きな人がいた。 「はぁ~不愉快だ!実に不愉快だ!!何で今日に限って体がだるいんだ!」 と言いながら学校までの通学路を歩いている。今までこんな事無かったのに。昔から普通だったが体の強さには自信があった。インフルエンザが流行ったりしても一回もかかった事なかったし、風邪も引かない元気っ子だったはずなのに… 「う~んきっとあれだよなあれ…告白するからだろうか……」 俺は今日ずっと想い続けてきた人に告白しようと密かに決意していた。 「おはよぉ~優君」 「おっおはよ…水川」 「あー!!また名字で呼んだ!昔は結衣ちゃん結衣ちゃんって呼んでくれたのに…」 と頬っぺたを膨らまして怒ってくる。 「可愛い……あー!!いや今のは、あのね……今日もいい天気だぁ~」 俺は何を思ったか口にしてしまった。しかもずっと好きだった子に… 「えっ?聞いてなかった」 「何でもねーよ」 と言い学校へと向かった。
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