1章 突然の余命宣告

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「ーーーーッ」 俺はベッドから飛び降りて母さんと先生を突き飛ばしてただひたすらに走った。 ただ無我夢中に… だけどまだ信じない俺に追い討ちが降りかかってきた。 「ーーガァッ!!」 突然胸が痛み出して吐血してしまった。 後ろから来た先生が慌てて病室まで運んだ。 母さんは涙が止めどなく流れていた。 先生の処置で大分落ち着いてきた。 「先生……余命2ヶ月は本当?」 先生は唇を噛み締めて頷いた。 「ハハッ………マジかよ……俺、病気になった事一度もないのに…… なぁ…一人になりてぇんだけど」 と言うと母さんも先生も静かに部屋を出ていった。
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