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お、お腹が痛い…
私は腹痛に襲われた。
その事を知らない友達は「奈々ちゃん、もう1回して!」といってくる。
「う、うん…」
断れずに私は二重とびをした。しかし飛ぶにつれて腹痛は増すばかりであった。
「すごーい!奈々ちゃんすごいよ!」
友達は私の腹痛には気付いていない。
しかし、お腹が痛いからトイレに行ってくるなんて恥ずかしくて言えない。
「奈々ちゃん、次は二重あやとびして。」
友達の声など私の耳には入らなかった。
気付いた時には縄跳びを投げ捨てトイレに向かって走り出していた。
お腹が痛い、
トイレに行きたい、
その事以外は頭に入らなかった。
あの角を曲がるとトイレがある。
私は小走りで角へと近付いた。
ドンッ!!
私はなにかにぶつかり飛ばされた。
「小丸大丈夫か?」
ぶつかったのはクラスメイトの
大橋翼だった。
「うん、大丈夫だよ。」
私が起き上がろうとした時にお尻に違和感があった。
あれ?もしかして私…漏らしちゃった?
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