『プロローグ』

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しかも死ぬ確率の方が高いじゃねぇか。俺何の持病も無いのに享年十代で死ぬのかよ。 嫌すぎる……………(泣) 『まぁまぁ、そぅ気を落とさないで♪君は勇者にも魔王にもならないからさ♪』 『それは良かった。面倒くさい事は嫌いだしな。で、誰が勇者になるんだ?』 『君の友人だよ♪』 俺の友達………?俺の友達の中で勇者っぽい奴………… 『悠都-ユウト-か?』 『当ったり~♪ご褒美に飴チャンをプレゼントしよう~♪』 ハイッと手渡しされた飴チャンは、渦巻き型棒つきの苺味だった。 うん。俺の好きな味。ていうか神様でも飴チャンとか持ってんだな。 今度会ったら集るとしよう。 『美味しい~?』 『うん。苺美味しい』 『良かった~。じゃあじゃあ、続きするね~』 『あぁ』 それからショッキングピンクの(自称)神は俺にその世界の事を教えてくれた。 長かったので、纏めると、 ・死んだ場合、俺はどうやら赤ん坊からやり直さず、今の年齢からのスタートらしい。 ・落とし穴に落ちる場合、何処に辿り着くかは不明。ふざけんなよ糞神。 ・悠都は落とし穴決定← ・俺は脇役キャラとして、定期的に神様に報告する事。因みに携帯電話はあるらしい(スマートフォ○) ・又々俺で、俺は脇役キャラか脇役主人公になる可能性があるそうだ。フラグが立ったら直ぐにへし折れとの事。 ・俺と悠都、あと転生やetc…してくる奴にはそれぞれ能力が宿り、俺以外は王道やら微王道な展開。 位か?神様も極力は俺の頼みを聞いてくれるらしいし、この際に色々頼んでおこう。 『ねぇ、糞神』 『酷いな~(泣)シクシク……で、なぁに?』 『いくつか俺に追加能力をくれ』 『いいよ~。どんなのがいい~?』 フッ………まぁ聞いてくれて当たり前か。自分達の不始末で俺がこうなったんだからな。 寧ろ、聞いてくれなかったらそのウザいうさ耳と猫尻尾引き抜いてそのショッキングピンクの長髪、全部刈ってたかも。 半分冗談で半分気分転換で。 『まず、俺にチート能力をくれ。何でもアリの。あと、創造能力に圧縮操作、時間操作にetc………等を付け加えてくれ』 『OK~。付属に付けたよ~。他は~?』 『あぁ。他に………』 またまた長くなったから、以下に纏めた。 ・悠都には時間操作・重圧操作の固定魔術を付属。転生君にもそれと同じやつ。 ・魔力や身体能力は、異世界へ行った際に強化する事。 ・致命傷を受けても死なない。 簡潔に纏めると、大体こんな感じ。 .
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