『プロローグ』

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因みに、この夢は目が覚めたら忘れる事が出来るそうだが、俺は記憶に入れておく事にした。 報告とかその他云々もあるしな。 『じゃぁ~、もうこの位で良い~?あんまり付け加えすぎると上司に怒られちゃうからさ~』 (自称)神は何故かPSP(これまた派手な色合いの)を操作しながら俺に聞き返してきた。 ちょっ、おい待て。何でPSPなんかしてんだよ。人の話聞けよ糞神野郎。 『何でPSPなんかしてんだよ。ちゃんと俺に追加能力してくれたんだよね?』 『したよ~。このPSPで操作してるんだ~♪モンハ○みたいな♪』 『ふぅん。神様でもPSPするんだな』 『神の世界は~、大体君達と造りが似てるんだよ~。子孫とか子供や家族はいないけど』 PSPや上司なんて物もあったのか。やっぱり神様の社会も縦社会なのか?こいつは平社員ぽいな~。 リストラ寸前の(笑) 『因みに僕は~、神様の中でも~、地位が高くて偉ぁい方でぇす☆』 『世も末だな』 『シクシク(泣)意地悪~。じゃあ、またね~フツメン君♪』 そして、(自称)神様はパチンと指を鳴らすと、俺の前から消え去り、目の前がグラデーションの様に真っ白になっていった―――――― 「……………何で、妖○×僕SSの残○姿(派手な浴衣ver)?」 真っ白なシーツから顔を出し、豪華なダブルベッドに横たわる少年は、そう独り言を呟いた。 そして、その独り言を合図にしたかの様に、その日その時その瞬間から少年の日常は非日常と化し、彼、神原 蛍樹-カンバラ ケイキ-は様々な人間や様々な種族達と戯れる日々を送ることになる。 果たして彼等は どのような道を己で切り開き、進み出すのだろうか―――――――――― .
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