始まり、なのか?

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届けられたお寿司とお吸い物をテーブルに並べて、冷蔵庫からビールを取り出す。 「サンキュー」 コップにビールと炭酸水を注ぎ、私たちは乾杯した。 「明日、頑張ってね。」 お寿司をほうばる私に、兄さんは優しく微笑んだ。 お寿司がいっぱいで話せない私は、コクコクと精一杯うなずいた。 そんな私を見て、兄さんはぷっと吹き出していた。
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