9人が本棚に入れています
本棚に追加
「八十島さん、本当ですか?」
「あぁ、社長が音響やる作品だけどな。」
あっ、てことは麗がメインか…なんて頭では考えていたけど、そんなことどうでもいいと思うくらい嬉しかった。
「ありがとうございます。頑張ります。」
「あくまで、受かったらだからな!」
「はい、頑張って受かります。」
八十島さんは、自分のことのように嬉しそうに笑っていた。
私もきっと負けないくらい笑っていたかもしれない。
台本をもらった私は、事務所近くのカラオケボックスへ駆け込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!