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「これでよし!もう痛くないだろ?」
少女はコクッと頷いた
「君、突然で申し訳ないが俺と一緒に来ないか?」
少女はゆっくりと顔を持ち上げ俺を見据える
「簡単な話俺は君をここから出してあげよう。その代わり君は俺についてくるんだ」
青年は少女の頬に手を添えてニコッと笑い、悪くないだろ?と続けた
少女は不振に思ったのかしばらく俺を見つめ、腹をくくったのか頷いた
「よし、交渉成立だ。」
俺は再び少女に笑いかけると、その華奢な体を拘束する鉄の枷を、鎖を素手で引きちぎった。
これには反応の薄かった少女も驚きの表情を浮かべる
最後に猿轡をはずすと少女はむせた
その背中を優しくさすった
「早く行こう、見つかると面倒だ」
青年は手早く少女を抱きかかえた
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