プロローグ

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さて、俺の名前は神宮寺神楽だ。歳は十七歳で何処にでもいるフツメン・・・のはず。 学校が終わり、家までの道のりを歩いて帰っている。 途中で車に引かれそうになる少女を助けてその少女の親を探し、お礼を言われた後に何故かナイフを持ったひったくりが此方に走ってくるので足払いをしたのち頭を思い切り踏みつけ、気絶したひったくりを警官に引き渡す。 警官とひったくりにあった女性に感謝されたので素直に笑顔でどういたしましてと答えたら女性は顔を赤くして警官と去っていった。 そんなに俺の顔がキモいのかとネガティブになりながらまた帰り道を歩いていると、今度は工事中のビルの看板が風に揺れているのを見て危ないなぁと考えているとあろう事か本当に看板の紐が千切れ落下。 その下には携帯電話を持つ女子高生がのんきに笑いながら話していた。 勿論、自分の真上から看板が落ちてくるなんて考えもしてないだろう。 取り合えず俺は全力で彼女の元に走るが正直間に合うかわからない。 最悪、俺も巻き込まれる可能性があるが体が言うことを聞いてくれない。
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