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洗濯物を入れ、軽く然の晩ご飯を作ってから適当に雑誌を手に取りゴロゴロする。
お風呂は一緒に入るとして、帰って来てから溜めても問題ないだろう。
冷蔵庫の中には昼間に作ったケーキ。
明日、仕事を終えた然が見つけて喜んでくれれば良い。
ケーキのことは今日、触れるつもりはない。
２３時を過ぎた頃、然が帰って来た。
「ただいま」
「おかえり。先にご飯食べてね、今からお風呂溜めるから」
「ん、分かった」
スーツを脱ぎ、上はワイシャツのまま下だけスウェットに履き変える。
こんな時ノーネクタイは楽だと前に然が言っていた。
「お風呂、一緒に入っても良いよね？」
「……ん」
然が小さな声で返事をする。
初めて一緒に入ってから私はずっと一緒に入りたいのだけれど、然はあまり好きではないらしい。
初めて一緒に入ったときも、私が勝手に乱入しただけだったりするし。
然がご飯を食べ終え、少しするとお風呂が溜まった。
「じゃ、先に入るね」
「うん」
テレビを見ている然に声をかける。
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